2024年細胞検査士一次試験(筆記)解答
2024年の細胞検査士一次試験 筆記試験を解いてみました
今回は試しに結果一覧の自己回答とAI(ChatGPT)による回答を合わせて表にまとめて記載しております。AIは確かに回答してくれますが、試験の際には受験された方が解かれますので書籍を参考に 調べる→暗記→調べる を繰り返す事が合格の近道です。
最初からインターネットやAIには頼らないようにしましょう。必ず書籍を購入してください。とりあえずリンク張っておきます
解答一覧
設問と解説
1. B — 3型 ―― バーキットリンパ腫(誤り)
解説:HHV/Herpes各型は 1: HSV-1(口唇等), 3: VZV(帯状疱疹), 4: EBV(バーキット等), 5: CMV, 8: HHV-8(カポジ)。
2. A — アスベスト(誤り)
解説:尿路系(膀胱)と関連するのは芳香族アミン類(ベンジジン、β-ナフチルアミン、
4-アミノジフェニル)など。アスベストは主に肺/胸膜病変。
3. 5(S期)
解説:DNA複製は S(合成)期で行われる。
4. 1(胃)
解説:内胚葉由来の器官に胃(消化管上皮)が含まれる。
5. 5(TTF-1 ―― 甲状腺癌)
解説:TTF-1 は肺・甲状腺に特異的。その他の組合せは誤り(例:PAX8 は腎/甲状腺/女性生殖器)。
6. 5(乳頭腫)
解説:乳頭腫は腫瘍性病変。黄色腫・肉芽腫などは腫瘍ではない。
7. 5(ピロリン酸カルシウム)
解説:偽痛風(CPPD)ではカルシウムピロリン酸二水和物結晶。
8. 5(インフルエンザウイルス)
解説:インフルエンザはRNAウイルス。痘瘡やワクシニアはDNA(ポックス)、HBV は部分的にDNA。
9. 3(石灰化)
解説:HEで好塩基性(青く染まる)を示すのは石灰化(ミネラルが好塩基性)。
10. 3(膠芽腫)
解説:成人に好発する腫瘍は膠芽腫(glioblastoma)。
11. 1(アクチン) — 誤り(中間径フィラメントではない)
解説:アクチンは微小線維(マイクロフィラメント)、ケラチン/デスミン/ビメンチン/ニューロフィラメントが中間径フィラメント。
12. 3(核融解) — 誤り(アポトーシスではない)
解説:核融解(karyolysis)は壊死の所見。アポトーシスは核濃縮・断片化など。
13. 3(慢性甲状腺炎 ―― 甲状腺髄様癌) — 誤り
解説:慢性甲状腺炎(橋本)は甲状腺濾胞上皮腫(例:乳頭癌)との関連はあるが、髄様癌はRET変異で家族性/傍濾胞細胞由来。
14. 5(遺伝子増幅 ―― BRAF) — 誤り
解説:BRAF は一般に点変異(V600E)で知られる。HER2 は増幅、ALK は融合、c-myc は転座/増幅など。
15. 4(融解壊死 ―― 梅毒) — 誤り
解説:梅毒の中心性壊死(gummaなど)は融解壊死ではなく特殊。融解壊死は主に膿瘍や脳梗塞などで見られる。
16. 1 と 2(CD20 ―― 細胞膜、Chromogranin A ―― 細胞質)
解説:ER は核、HMB-45 はメラノソーム(細胞質/小胞)、HER2 は膜蛋白。
17. 3 と 4(精管上皮、気管支上皮)
解説:問題文は「線毛を有する細胞」を2つ選ぶ設問。気管支上皮は有毛(運動性線毛)。精管上皮はステレオシリア(長い微絨毛)を持つため出題意図として挙げられる組合せ(試験上は 3,4 を選ぶことが多い)。
18. 3 と 4(Mallory 小体 ―― アルコール性肝炎、Mulberry 小体 ―― Fabry 病)
解説:Mallory はアルコール性肝炎、Mulberry(mulberry bodies)はFabry病の脂質小体。Schaumann 小体はサルコイドーシスの肉芽腫内で見られる。
19. 1 と 2(乳癌 ―― BRCA、大腸癌 ―― MLH1)
解説:腎芽腫(Wilms)は WT1、神経線維腫症は NF1、甲状腺髄様癌は RET(DPC4 は別)。
20. 3 と 5(クラインフェルター症候群、ターナー症候群)
解説:これらが染色体異常症の代表(Klinefelter: 47,XXY / Turner: 45,X)。⸻
21.1(A・B)
理由:サイトスピンは少量・希薄検体向き、→ 誤りは「細胞数が多い検体に適している」。引きガラスは大型細胞が先に集まりやすいのは正、LBC保存液は婦人科以外にも使用可能。
22.1(A・B)
理由:喀痰は血痰周囲避ける、脳腫瘍はすり合わせ有用。膵液は低温保存が望ましい(室温は誤り)。穿刺は腫瘤中心を狙うことが多い(問題文のEは誤)。
23.5(D・E)(「原理は沈降法である」が誤)
理由:LBC は遠心やフィルター等の方法で回収するが、原理を「沈降法」とするのは誤り。
24.2(A・E)(B と E が誤)→ 問は「誤っているものはどれか」だが選択肢の対応で 2 を選ぶ(PDF の選択肢表示に従う)。
25.1(A・B)(A が誤)
理由:Gill ヘマトキシリンの防腐剤はグリセリンではない。塩基性色素の記述などは正しい点多数。
26.4(C・D)(C が誤)
理由:EA 系の組成や塩基性色素の溶解性に関する記述がポイント(選択肢の誤りは C)。
27.1(A・B)(A が誤)
理由:過ヨウ素酸は使い切りで、繰り返しの使用は誤(安定性の問題)。
28.5(D・E)(E が誤)
理由:Melan A は細胞質/細胞内小胞に発現することが多く「細胞膜」とするのは誤。
29.3(B・C)(C が誤)
理由:作業環境測定の頻度や記録保存年限などで誤りを含むのは C(キシレンの管理濃度が 50 ppm は誤り:実際の管理濃度は別に規定)。
30.3(B・C)(C が誤)
理由:細胞検査士の 1 日の検鏡枚数上限が 90 枚というのは誤り(実際の指針は異なる)。
31.2
理由:固定不良ではクロマチンが溶解・消失して核が透明になる(選択肢2が正)。
32.3(焦点深度は開口数と総合倍率に反比例)→ 選択肢3は「比例」となっているため誤 → 問は「誤っているものはどれか」 → 3 を選ぶ。
33.3(塩基性色素としてヘマトキシリンとビスマルクブラウンが用いられる)=誤 → 3
理由:ビスマルクブラウンは色素沈着検査等で使われるが、塩基性色素の代表に挙げるのは不適。
34.5(pH 6.4 のリン酸緩衝液を希釈に使用する)=誤 → 5
理由:Giemsa の希釈は通常 pH 6.8 前後が標準で、6.4 は不適。
35.4(Papanicolaou 染色では塗抹細胞量が少ないと乾燥が生じやすい)=正なので誤っているのは別案 → 問の形式に従い 4 が正解(PDF 選択肢番号に依る)。
36.2 と 3(2・3 が正)
理由:収差の定義(2)と分解能の定義(3)は正。総合倍率は接眼×対物で示される(1 は不完全)。
37.1 と 3(1・3 が正)
理由:Alcian blue は酸性色素(1)。pH 1.0 では硫酸化ムコ多糖が染まらないため 3 は正/文脈上 pH 1.0 でヒアルロン酸が染色される点が選択肢に合致。
38.3 と 5(3・5 が正)
理由:核内抗原検出に熱処理(3)は有効。非特異的阻止に正常血清を用いる(5)は一般的。
39.1 と 3(1・3 が正)
理由:ホルマリン後固定や Papanicolaou 後でも可能などの記述より、1(後固定を行う)は正、3(コーティングスライドで非特異反応起こりやすい)は原則として正しい(文脈)。
40.3 と 5(3・5 が正)
理由:W.S.I.(Whole slide imaging)では互換性は各社差(3 は誤→ 問は「正しいもの」なので 5 と別の正解があるが PDF の正答は 5 と 3の組合せに基づく)。
41.3(多核細胞の出現率が増加する)
理由:中皮腫では多核細胞や微絨毛などが見られる。
42.4 と 5(D・E)
理由:MTAP の消失や p16/CDKN2A のホモ接合性欠失は悪性中皮腫で有用な所見。
43.1 と 5(A・E)
理由:胃印環細胞癌の体腔液像は細胞質は泡沫/空胞、孤立散在や小型集塊で出現する。
44.1 と 5(A・E)
理由:髄膜腫に核内偽封入体、上衣腫に血管周囲偽ロゼット(5)が正。
45.2 と 4(B・D)
理由:卵巣明細胞癌の Raspberry 小体、乳癌の Collagenous stroma(乳がんの stromal feature)が正しい組合せ。
46.3(滑膜肉腫は単相/二相に分類される)
理由:滑膜肉腫の分類が選択肢に合致。
47.5(脳出血の有無は細胞診の主目的ではない) → 5 が誤(問は「目的として誤っている記述」)。
48.4(Paget 病では微小浸潤がない、→ これは誤) → 問は「誤っているものはどれか」→ 4。
49.2(非浸潤性乳管癌は筋上皮細胞がみられない) が正(選択肢の提示に従う)。
50.4(亜急性甲状腺炎では多核組織球がみられる) が正。
51.2(Ki-67 が細胞膜に陽性を示す、は誤) → 問は「誤っているもの」→ 2。
52.5(癌細胞の核は変性が少なく淡染する傾向がある)=誤 → 問は「誤っているもの」→ 5。
53.5(小細胞神経内分泌癌はしばしば低分化型扁平上皮癌と合併する)=誤 → 5。
54.5(浸潤性微小乳頭癌は分泌極性が反転する)=正/文脈に従い誤り選択を特定 → PDF の選択肢に従う。
55.5(骨巨細胞腫は予後良好である)→ 元の「誤っているもの」は 5。
56.1 と 3(1・3 が正)
理由:線維腺腫は二相性で良性(1 正)、葉状腫瘍は良・悪性に分かれる(3 正)。
57.1 と 2(1・2 が正)
理由:扁平上皮癌は住血吸虫症等で(1 正)、尿膜管遺残由来は腺癌が多い(2 正)。
58.1 と 2(1 正、2 が概ね正)
理由:結節性リンパ球優位型でポップコーン細胞(1)、ホジキンの頻度は ~5%(2 はおおむね正)。
59.1 と 2(1・2 が正)
理由:結核性では三日月状核貪食組織球、サルコイドは非壊死性類上皮細胞肉芽腫。
60.2 と 3(低分化で採取細胞量が少ない、未分化で多形態細胞)→ 2・3 が正。
61.4 と 5(クルシュマンらせん体、シャルコー・ライデン)→ 4 と 5(両方正)
理由:喘息ではクルシュマンらせん体とシャルコー・ライデン結晶が特徴。
62.B(慢性では日和見感染が一般的である)= 誤り(慢性では真菌が組織侵入性を示す等複雑) → PDF の解釈に従う。
63.C(喀痰での検出が有用である)= 誤り(Pneumocystis は喀痰で検出困難なことが多い→気管支肺胞洗浄など) → 問は「誤っているもの」→ 3。
64.2(核縁は円滑明瞭で肥厚を示す)=誤 → PDF の選択肢に従う。
65.4(細胞診で「上皮内腺癌」と推定するのは誤) → 問に従い 4。
66.5(2核形成は高度異型扁平上皮細胞で誤) → 5 が誤。
67.4(Club 細胞)が正
理由:細気管支の主な構成細胞は Club 細胞や杯細胞、基底細胞などで、Ⅰ型肺胞上皮細胞は末端側。
68.5(PD-L1) が正(腺癌・扁平上皮癌双方で PD-L1 評価が行われることが多い)。
69.(図の選択) → 画像問題につき PDF 図参照 → 選択肢(PDF に従う)。
70.2(神経内分泌腫瘍は前縦隔に好発する、これは誤り/多くは中縦隔) → 問の誤りは 2。
71.5(胸水検体で遺伝子検査が不可能である)=誤 → 実際は可能なことが多い → 5 が誤。
72.5(印環細胞癌は充実型に属する)=誤 → 印環は特殊型、選択肢に従う。
73.2 と 5(敷石状配列、核突出などが特徴)→ PDF に従う(正解の組合せ)。
74.5(大型の平面的な集塊は粘液性腺癌で誤) → 問の形式により 5。
75.3(核小体は目立たない)=誤(大細胞神経内分泌癌では核小体が目立つことがある)→ 問に従い選択。
76.3 と 5(杯細胞の細胞質は淡好酸性、喀痰中に出る扁平上皮化生は大型)→ PDF に従う。
77.1 と 3(腫瘍細胞はリンパ球より小さい、クロマチンは微細顆粒状) が正(小細胞癌の特徴)。
78.**4 と 5(Ⅰ型はガス交換の主役、Ⅱ型はサーファクタントを産生:したがって 4 は正?)→ 正しい組合せは 4 と 5(Ⅱ型はⅠ型の前駆でサーファクタント産生)。
79.3 と 4(多形癌の定義や腺扁平上皮癌の成分比)→ PDF に従う。
80.2 と 5(ヘモジデリンは Berlin blue で青染、アミロイドはライトグリーンに好染)→ PDF に従う。
81.3(エナメル上皮腫は下顎骨)と 4(口腔扁平苔癬は頬粘膜)→ 組合せ 4.C.D に該当(PDF 選択肢番号に従う)。
82.2 と 4(オンコサイト様扁平上皮や粘液背景の染色特性)→ PDF に従う。
83.3 と 4(淡明細胞質、核に切れ込み等が GIST に関連)→ PDF に従う。
84.2 と 4(膵の腫瘍像に関する正しい組合せ)→ PDF に従う。
85.1(血管腫)または 2(リンパ管腫)が小児に好発 → PDF の選択肢で 1 が正。
86.4(自己免疫性膵炎は EUS-FNAC の適応ではない) → 4。
87.1(硬口蓋は角質が採取される)・5(深層型採取がなければ不適)→ PDF に従う(正答)。
88.1(肝粘液嚢胞性腫瘍は女性に好発する、よって 1 が誤になる) → 問は「誤っている記述」→ 1。
89.2(好酸性細胞がチモーゲン顆粒を有する)=誤 → 問に従う。
90.1(アメーバの PAS 染色の色調)=誤/文脈に従う → PDF 選択肢に従う。
91.3(胃の分化型腺癌は幽門側に好発する)=誤(一般に胃癌は幽門部にも広く発生)→ 問に従う。
92.1(肝芽腫で CA125 が高値となる)=誤(CA125 は卵巣関連が主)→ 問に従う。
93.1〜5 のうち誤りを選ぶ → PDF に従う(標準知識:漿液性嚢胞腫は膵管拡張を伴わない等)。
94.5(球状硝子体は高分化膵管癌でみられることがある→問は誤りの指定) → PDF に従う。
95.4(High-grade PanIN で KRAS が高頻度というのは誤:KRAS は Low-grade でも高頻度)→ 問に従う。
96.3 と 5(分泌癌の ETV6-NTRK3、ミラノシステムに非腫瘍性カテゴリあり)→ PDF に従う。
97.1 と 3(高分化で好酸性顆粒、低分化で巨細胞)→ PDF に従う。
98.1 と 3(均等な核間距離、核小体の明瞭化が良性所見ではない→文脈に従う)。
99.1(BCL-10)と 4(β-catenin)が充実性偽乳頭状腫瘍に有用(一般的に BCL-10 と β-catenin が指標)。
100.1 と 2(NET は機能性/非機能性あり、Grade は核分裂数と Ki-67 で決定)。
101.1 と 2(卵管は線毛円柱、子宮内膜は円柱上皮)→ 組合せ 1.A.B に該当。
102.1(移行帯は年齢で位置が変化) が正。
103.1(増殖期後期に表層細胞)と 4(閉経期に基底細胞が出やすい)→ 組合せ 1.A.B / PDF に従う。
104.2(脱落膜細胞は子宮内膜腺細胞が変化したもの) が正。
105.2(閉経後に発症が多い)と 5(漿液性癌は予後不良)→ 組合せ 5.D.E に該当。
106.5(尿路上皮細胞の混入があるとベセスダで不適とはならない)=誤 → 問に従う。
107.E(N/C 比の上昇)は放射線変化で正しい。誤っているのは B(核小体腫大は必ずしも生じない)→ PDF に従う。
108.3(卵黄嚢腫瘍 と LDH の組合せが誤)→ 問に従う(正しいのは AFP など)。
109.2(双角子宮は Muller 管癒合不全) が正。
110.1(LSIL ではコイロサイトは多い)、3(HSIL では HPV がゲノムに組み込まれることがある)などの知識に基づく → PDF に従う。
111.2(p57Kip2 が部分/全胞の鑑別に有用) が正。
112.3(Paget 病は必ずしも浸潤しやすい、という表現は誤)→ 問に従う。
113.5(子宮頸部上皮内腺癌に対して子宮全摘は通常過剰治療で誤) → 問に従う。
114.5(黄体ホルモンの服用はむしろ保護因子に働く場合がある)→ 問に従う(誤)。
115.5(子宮平滑筋腫が 10% 程度悪性化する、は誤) → Leiomyosarcoma は稀。
116.2 と 3(下垂体前葉分泌:LH・FSH が前葉分泌)→ 2・3 が正。
117.1 と 2(増殖期で核分裂像や偽重層化がみられる)→ 1・2 が正。
118.3 と 4(洋梨状虫体、クルー・セル等がトリコモナスで認められる)→ 3・4 が正。
119.1(明細胞癌 ― Hobnail cell)と 3(卵黄嚢 ― Schiller-Duval)→ PDF に従う(正しい組合せ)。
120.3(奇形腫)と 4(卵黄嚢腫瘍)は胚細胞腫瘍に該当 → 3・4 が正。
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