認定一般技師資格試験対策・出題過去問と勉強のコツ

2019年10月2日水曜日

一般検査 資格取得情報

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認定一般技師とは?


一般検査は、尿、糞便、髄液、胸水、腹水、心嚢液、関節液、精液等を主な対象とし、鼻汁、胃液、膵液、BALF(気管支肺胞洗浄液)を含むと定められています。

認定一般検査技師は一般検査領域の検査材料を正しく取り扱う知識、検査技術を有し、後進の指導、育成を果すことのできる技師とされ認定制度化された一般検査のスペシャリストです。

認定一般技師受験資格

1)日本臨床検査技師会会員で「日臨技生涯教育研修制度」修了者
2)一般検査実務歴が通算3年以上の者

認定一般技師受験料金

受験申請料 : 20,000円
登 録 料 : 5,000円

認定一般技師資格試験に必要な書類

・受験申請書
・経 歴 書
・日臨技生涯教育研修制度修了証書写貼付書
・審査・受験料振込証明書写貼付用紙
・チェックリスト(申請者本人・資格審査委員兼用)

認定一般技師資格取得までの流れ

試験当日

オリエンテーション

筆記試験(分野Ⅰ・Ⅱ)

昼食 休憩

筆記試験(分野Ⅲ~Ⅷ)

休憩

筆記試験(全分野の画像問題)

認定一般技師試験内容

認定一般技師試験では下記の領域の内容が出題されます

1)尿検査

・腎臓の解剖学的知識、機能について
・尿の採取法
・尿の色調変化とその原因
・尿の外観に関して(混濁尿の鑑別)
・試験紙の反応原理、試験紙に含まれる成分について
・偽陰性・偽陽性の原因
・各検査項目の臨床的意義

2)糞便検査

・便の色調と病態
・便の採取法や保存法
・便潜血検査の特徴

3)寄生虫検査

・検査法について
・各寄生虫の宿主、感染経路
・各虫卵の特徴(大きさ、色、形、中身)
・集卵胞の特徴(使用試薬、対象虫卵)
・駆虫薬について
・ダニや成虫のフォト

4)髄液検査

・髄液の産生から吸収までの経路
・髄液の機能
・外観と疾患
・採取法の特徴、禁忌例
・検体処理法と保存法
・生化学項目につぃて
・髄膜炎の特徴、出現細胞
・使用計算盤や染色液、算定法
・サムソン液での各細胞の染色態度の違い

5)体腔液(胸水、腹水、心嚢水)検査

・解剖学的知識
・体腔液の生成と役割
・採取法や保存方法
・濾出液と滲出液の鑑別
・生化学項目について
・計算盤細胞数算定法
・ギムザ染色写真

6)関節液検査

・解剖学的知識
・生成と役割
・採取法や保存方法
・関節液の分類と疾患の鑑別(クラスⅠ~Ⅳ)
・生化学項目について
・計算盤細胞数算定法
・関節液検査の基礎知識

7)精液検査

・臨床的意義、不妊症について
・病理学的な知識
・採取時の注意点(採取法や容器、運搬)
・検査手順、形態異常の種類
・WHO精液検査標準化ガイドラインに準拠
・検査法の種類(運動率、総精子数、白血球数、生存率、正常形態率等)
・形態異常(ギムザ染色)

8)その他の材料

・鼻汁検査、胃液検査、胆汁検査、膵液検査、BALF検査等の検査法、検査意義
・正常量や外観、疾患における変化
・特徴的な試験の名前

9)検査業務

・採血業務について(手順や注意点)
・外部精度管理、内部精度管理

認定一般検査技師制度カリキュラムに沿った内容が出題されます。
内容のウェイトとしては尿、髄液、体腔液が占める割合が高いです。またギムザ染色も割と出題され体腔液!髄液が多かったです。

認定一般技師資格試験の勉強方法

一般検査教本、尿沈渣検査法、病気が見える、最新尿検査、髄液検査教本は
必ず目を通しておきましょう。


試験合格目指して頑張ってください

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