日本糖尿病療養指導士とは?
CDEJ (日本糖尿病療養指導士)とは、糖尿病治療にもっとも大切な自己管理(療養)を患者に指導する医療スタッフです。高度でかつ幅広い専門知識をもち、患者の糖尿病セルフケアを支援します。この資格は、一定の経験を有し試験に合格した看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士に与えられ、2001年3月に第1回認定試験が行われました。CDEJに認定されることは、糖尿病の臨床における生活指導のエキスパートであることを意味します。糖尿病患者の療養指導は糖尿病の治療そのものであるとする立場から、患者に対する療養指導業務は、わが国の医療法で定められたそれぞれの医療職の業務に則って行われます。医療は日々進歩しますので、CDEJとして認定された後も引き続き実践と研鑽を重ねて最新の知識・技能を身につける必要があります。このため、CDEJの認定制度は5年毎の更新制となっています。
日本糖尿病療養指導士 受験資格
日本糖尿病療養指導士の受験資格要件認定の基準日は12月5日です。この日の時点で下記すべての項目を満たしていることが必要です・看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士のいずれかの資格を有している下記の(1)(2)(3)の条件を全て満たしている医療施設において、過去10年以内に2年以上継続(注1)して勤務し糖尿病患者の療養指導業務に従事した方で、かつこの間に通算1,000時間以上糖尿病患者の療養指導を行ったこと
(1)当該施設に勤務する、以下の(イ)(ロ)のいずれかに該当する医師が、糖尿病療養指導にあたり受験者を指導していること(イ)常勤または非常勤の日本糖尿病学会専門医(非常勤の場合、勤務は月1回以上)(ロ)日本糖尿病学会の会員で糖尿病の診療と療養指導に従事している常勤の医師(2)外来で糖尿病患者の診療が恒常的に行われていること(3)糖尿病の患者教育、食事指導が恒常的に行われていること
日本糖尿病療養指導士 受験料
(1)金額:20,000円 (受験資格審査料5,000円を含む、税込)日本糖尿病療養指導士の受験料は細胞検査士と比較した場合安いです日本糖尿病療養指導士資格取得までの流れ日本糖尿病療養指導士資格取得までの流れは下記のようになります
験者用講習会受講申込
(6月~7月中旬頃)
↓
受験者用講習会受講
【受講終了証取得】
↓
試験実施要綱発送(10月頃)
↓
受験申込(11月~12月上旬)
【申請書類一式提出】
↓
受験資格審査
↓
受験資格あり
↓
認定試験(3月上旬)
↓
受験
↓
結果通知(5月下旬)
↓
合格
↓
5年ごとに更新
資格取得までは一年ほど要しますので頑張ってください
日本糖尿病療養指導士の試験内容
(1)客観試験(マークシート方式)150問
(2)「糖尿病療養指導自験例の記録」10症例 (受験申請時に提出)
客観試験
(1)実施日時:年1回、例年3月第1または第2日曜日、午前・午後4時間)(2)実施場所:全国7会場
(3)出題範囲:
・糖尿病療養指導士の役割・機能
・糖尿病の診断基準、成因分類、病態分類、治療、合併症
・療養指導各論(検査、食事療法、運動療法、薬物療法)
・糖尿病患者の心理と行動
・教育
・療養指導の評価
日本糖尿病療養指導士の合格率 80~90%
日本糖尿病療養指導士の勉強方法
・糖尿病療養指導ガイドブック・糖尿病治療ガイド
・糖尿病療養指導のための力試し300題
原則として「糖尿病療養指導ガイドブック」に沿って出題します。「糖尿病療養指導ガイドブック」は毎年出版されます。受験年度のガイドブックをご購入して下さい。店頭に無い場合は書店からの注文も可能でした。糖尿病治療ガイドは値段も手ごろで、簡潔にまとめられております。糖尿病療養指導ガイドブックをひたすら読んで理解・暗記して糖尿病療養指導のための力試し300題をひたすら解きまくるだけです
また16年度から、eラーニング型講習会をスタートしております。習内容は10~15分単位で区切られているので、ご自分のご都合のよい時間に少しずつ学習を進めていくことができます。別途30000円の受講料を振り込む必要があります
日本糖尿病療養指導士の資格更新
また受験して合格でお終いというわけではありません。単位の更新があります
(1)認定期間(5年間)中に通算3年以上病院・診療所・保健所などにおいて医師の指示の下で糖尿病患者の療養指導の業務に従事していること。但し、常勤・非常勤の別は問わない。
(2)認定期間中に本機構主催の講習会に1回以上出席し受講終了証を取得していること。
(3)認定期間中に自己の医療職研修20単位および糖尿病療養指導研修20単位を取得していること。
(4)認定期間中に行ったあらたな糖尿病療養指導の自験例を10例以上有していること。
単位取得はなめてかかると後々痛い目にあいますので、積極的に学会や研修会に参加して単位を取得しておくとよいです
まとめ
日本糖尿病療養指導士は導尿病患者さんの生活改善のためには欠かすことのできない資格です。試験まで期間を要し受験可能な条件を満たすまでで大変ですし、資格維持のための費用や労力も発生しますがその努力は必ず糖尿病患者さんの役に立ちますので是非とも資格取得に向けて頑張ってください
引用先:日本糖尿病療養指導士認定機構http://www.cdej.gr.jp/
詳しくは日本糖尿病療養指導士認定機構HPをご覧ください
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