2019年度 第52 回細胞検査士資格認定試験学科筆記試験を解きました
2019 年度 第52 回細胞検査士資格認定試験学科筆記試験を解いてみました。総論と技術は答えを調べ終わりましたので記載しておきます。まとまり次第随時更新していきますので、しばしの間お待ちください。また答えを間違っている場合はご指摘ください。また解き終わった方で答え合わせが終わっている方がおられましたらコメントしてくださると非常に助かります
解答一覧
解答一覧はご覧の通りです
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総論 |
技術 |
泌尿器・体腔液 |
呼吸器 |
消化器 |
婦人科 |
設問1 |
4 |
5 |
5 |
2 |
3 |
3 |
設問2 |
1 |
3 |
?C・E |
1 |
5 |
3 |
設問3 |
5 |
1 |
2 |
3 |
2 |
5 |
設問4 |
1 |
4 |
3 |
4 |
4 |
1 |
設問5 |
2 |
2 |
3 |
3 |
5 |
4 |
設問6 |
2 |
4 |
2 |
3 |
3 |
3 |
設問7 |
2 |
2 |
2 |
2 |
3 |
2 |
設問8 |
2 |
2 |
2 |
1 |
1 |
4 |
設問9 |
1 |
5 |
1 |
1 |
1 |
4 |
設問10 |
2 |
1 |
2 |
3 |
2 |
4 |
設問11 |
1 |
5 |
1 |
3 |
4 |
3 |
設問12 |
4 |
4 |
4 |
3 |
1 |
2 |
設問13 |
4 |
3 |
4 |
4 |
3 |
1 |
設問14 |
3 |
5 |
5 |
4 |
5 |
4 |
設問15 |
3 |
5 |
2 |
1 |
3 |
4 |
設問16 |
3 |
4 |
3 |
3 |
2 |
4 |
設問17 |
1 |
3 |
1 |
3 |
3 |
1 |
設問18 |
2 |
3 |
5 |
4 |
5 |
5 |
設問19 |
2 |
3 |
1 |
3 |
5 |
5 |
設問20 |
5 |
3 |
5 |
5 |
1 |
4 |
総論
A.骨肉腫;10代に多い
B.軟骨芽細胞腫:20歳以下に多い
C.軟骨肉腫:30-60歳代に多い
E.上衣腫:小児・若年者に多い
設問2 解答1
退行性病変;変性と壊死を合わせて退行性病変と呼ぶ。
・要因:科学的要因、物理的要因、血行障害、感染症に由来する。
・凝固壊死・・タンパクを多く含む組織に認められる(心筋梗塞や乾酪壊死など)
・液状壊死・・脂肪の多い組織に認められる(脳梗塞など)
設問3 解答5
設問4 解答1
炎症と出現細胞
・肉芽腫性炎:結核(リンパ球、ラングハンス型細胞、類上皮、乾酪壊死)
・梅毒:形成次細胞、線維芽細胞、ゴム腫性壊死
・真菌;好中球、マクロファージ、線維芽細胞
・計算:線維芽細胞、膠原繊維
設問5 解答2
・TTF1:核に陽性となる(陽性対照は甲状腺濾胞上皮、肺)
・DOG1;細胞質と細胞膜が陽性となる(陽性対照はGIST)
・MyoD1:核に陽性となる(陽性対照は横紋筋肉腫)
※横紋筋分化マーカーとして利用され、横紋筋腫のMyoD1の発現は腫瘍細胞の分化度と反比例する
・E-carderin:細胞膜に陽性(陽性対照は乳管上皮)
※乳管癌と小葉癌との鑑別に利用する。乳管癌で陽性、小葉癌で陰性となる。
設問6 解答2
設問7 解答2
設問8 解答2
内分泌腺は導管を持たない腺で血管に富む構造がある。脳下垂体、松果体、副甲状腺、副腎に代表される。
設問9 解答1
・内胚葉由来:胃、腸、甲状腺、膀胱粘膜
・中胚葉由来:血管、心臓、血球
・外肺葉由来:神経、皮膚
設問10 解答2
A 網膜芽腫・・・Rb1
E ウィルムス腫瘍・・WT1
設問11 解答1
・Negri 小体:狂犬病の脳に出現
・Lewy 小体:パーキンソン病の青斑に出現
設問12 解答4
・G0期:休止期
・G1期:合成準備期
・S期:DNA合成期
・G2期:分裂チェック
・M期:分裂期
設問13 解答4
設問14 解答3
設問15 解答3
※ 3はカルシトニンとの間違いである
設問16 解答3
設問17 解答1
設問18 解答2
貧血性梗塞(白);心臓、脳(融解する)
↑
↓
出血性梗塞(赤):血管の二重支配を受ける臓器に多く、肺、菅、生殖器、腸管に多い
設問19 解答2
設問20 解答5
※ 中間系フィラメントは細胞骨格を形成するフィラメントの一種で、三つのフィラメントの中で最も溶けにくい。
設問2 解答3
JIS規格における対物レンズの色
・10倍:黄色
・20倍:黄緑色
・40倍:青色
・100倍:白色
機械的鏡筒長は対物レンズ胴付き面と接眼レンズ取り付け面(接眼レンズ胴付き面)との距離 ならび対物レンズの1次像位置から接眼レンズ胴付き面までの距離。同焦点距離は対物レンズに寄らず一定で、開口数が大きいほど分解能は大きくなる。また作動距離は対物レンズとスライドまでの距離である。
※ オリンパスのサイト(https://www.olympus-ims.com/ja/microscope/terms/)が非常に参考になります
設問3 解答1
※ 中間系フィラメントは細胞骨格を形成するフィラメントの一種で、三つのフィラメントの中で最も溶けにくい。
技術
設問1 解答5設問2 解答3
JIS規格における対物レンズの色
・10倍:黄色
・20倍:黄緑色
・40倍:青色
・100倍:白色
機械的鏡筒長は対物レンズ胴付き面と接眼レンズ取り付け面(接眼レンズ胴付き面)との距離 ならび対物レンズの1次像位置から接眼レンズ胴付き面までの距離。同焦点距離は対物レンズに寄らず一定で、開口数が大きいほど分解能は大きくなる。また作動距離は対物レンズとスライドまでの距離である。
※ オリンパスのサイト(https://www.olympus-ims.com/ja/microscope/terms/)が非常に参考になります
設問3 解答1
設問4 解答4
設問5 解答2
設問6 解答4
設問7 解答2
設問8 解答2
設問9 解答5
設問5 解答2
設問6 解答4
設問7 解答2
設問8 解答2
設問9 解答5
設問10 解答1
設問11 解答5
ホルムアルデヒドの健康への影響としてめまい、抑うつ、腎障害がある。また鼻腔・副鼻腔の悪性腫瘍の原因となり健康への影響は計り知れない。このため年2回環境s九艇を覆ない0.1ppm以下の濃度を保つ必要がある。
設問12 解答4
設問13 解答3
設問14 解答5
設問15 解答5
設問16 解答4
設問17 解答3
設問18 解答3
設問19 解答3
設問20 解答3
全胞状奇胎の1~2%n絨毛癌が見られる
・3倍体:部分胞状奇胎
・2倍体:全胞状奇胎
設問:2 解答3
漿液性腺癌で砂粒体、明細胞腺癌でミラーボールパターンが見られる
設問:3 解答5
・ターナー症候群は低エストロゲン、顆粒膜細胞腫は高エストロゲン
設問:4 解答1
設問:5 解答4
設問:6 解答3
・核下空胞は分泌期に認められる
設問:7 解答2
設問:8 解答4
設問:9 解答4
・エクソダスは卵胞初期に認められる
・分泌初期に細胞質辺縁が折れ曲がる
設問:10 解答4
設問:11 解答3
設問:12 解答2
設問:13 解答1
設問:14 解答4
設問:15 解答4
ジエチルスチルベストロール(DES)と膣がん
海外では、1950年代にDESという薬が流産の予防薬として処方されていました。胎児期にこのDESに曝されていた女性は腟がん(明細胞腺癌)のリスクが高くなることが知られており、現在はほとんど使用されていません。日本におけるDESの使用はまれであったため少ないとされています。
設問:16 解答4
設問:17 解答1
設問:18 解答5
設問:19 解答5
設問:20 解答4
設問11 解答5
ホルムアルデヒドの健康への影響としてめまい、抑うつ、腎障害がある。また鼻腔・副鼻腔の悪性腫瘍の原因となり健康への影響は計り知れない。このため年2回環境s九艇を覆ない0.1ppm以下の濃度を保つ必要がある。
設問12 解答4
設問13 解答3
設問14 解答5
設問15 解答5
設問16 解答4
設問17 解答3
設問18 解答3
設問19 解答3
設問20 解答3
泌尿器・体腔液
設問:1 解答5
設問:2 解答?C・E
設問:3 解答2
設問:4 解答3
設問:5 解答3
設問:6 解答2
設問:7 解答4
設問:8 解答2
・円形細胞で核偏在蛍光。N/C比は高い
設問:9 解答1
・Aは副腎髄質の事
・Bの神経芽細胞腫の大部分は良性
設問:10 解答2
・NapsinAは肺腺癌のマーカーでERは乳癌のマーカーです。Claudin4は中飛腫の陰性マーカーかつ癌の陽性マーカーです。
設問:11 解答1
設問:12 解答4
設問:13 解答4
設問:14 解答5
設問:15 解答2
・ホジキン病は免疫組織学的にCD15陽性、CD30陽性、CD20陰性です
設問:16 解答3
設問:17 解答1
設問:18 解答5
設問:19 解答1
・ランゲルハンス組織球症は小児に多く認められる悪性腫瘍です。Letterer-Siwe病、Hand-Schűller-Christian病、好酸球性肉芽腫、Histiocytosis X等が含まれていました。
設問:20 解答4
呼吸器
設問:1 解答2
・胸腺腫瘍は上皮細胞と未熟リンパ球からなる。
・TYPEAはリンパ球をほとんど認めないが、TYPEBはリンパ球の割合多い。
設問:2 解答1
設問:3 解答3
設問:4 解答4
設問:5 解答3
設問:6 解答3
設問:7 解答2
設問:8 解答1
肺腺癌の2-5%にALKの遺伝子変異異常、約半数にEGFR遺伝子変異異常を認める
設問:9 解答1
設問:10 解答2
設問:11 解答3
設問:12 解答3
設問:13 解答4
設問:14 解答4
設問:15 解答1
設問:16 解答3
設問:17 解答3
設問:18 解答4
設問:19 解答3
設問:20 解答5
消化器
設問:1 解答3
設問:2 解答5
設問:3 解答2
設問:4 解答4
設問:5 解答5
設問:6 解答3
設問:7 解答3
設問:8 解答1
設問:9 解答1
設問:10 解答2
設問:11 解答4
設問:12 解答1
設問:13 解答3
設問:14 解答5
設問:15 解答3
設問:16 解答2
設問:17 解答3
設問:18 解答5
設問:19 解答5
設問:20 解答2
婦人科
設問:1 解答3全胞状奇胎の1~2%n絨毛癌が見られる
・3倍体:部分胞状奇胎
・2倍体:全胞状奇胎
設問:2 解答3
漿液性腺癌で砂粒体、明細胞腺癌でミラーボールパターンが見られる
設問:3 解答5
・ターナー症候群は低エストロゲン、顆粒膜細胞腫は高エストロゲン
設問:4 解答1
設問:5 解答4
設問:6 解答3
・核下空胞は分泌期に認められる
設問:7 解答2
設問:8 解答4
設問:9 解答4
・エクソダスは卵胞初期に認められる
・分泌初期に細胞質辺縁が折れ曲がる
設問:10 解答4
設問:11 解答3
設問:12 解答2
設問:13 解答1
設問:14 解答4
設問:15 解答4
ジエチルスチルベストロール(DES)と膣がん
海外では、1950年代にDESという薬が流産の予防薬として処方されていました。胎児期にこのDESに曝されていた女性は腟がん(明細胞腺癌)のリスクが高くなることが知られており、現在はほとんど使用されていません。日本におけるDESの使用はまれであったため少ないとされています。
設問:16 解答4
設問:17 解答1
設問:18 解答5
設問:19 解答5
設問:20 解答4
さいごに
2020年の試験は異例で試験場所は例年と異なります
第1次試験・・・大阪(CIVI研修センター 新大阪東・新大阪丸ビル別館)
第2次試験・・・関東地方(調整中)
一次試験は東京では行われないみたいで、二次試験は例年どおり東京で開催されます。
宿泊の予約を間違わないよう注意してください
コロナウィルス感染症に注意しながら受験をしなくてはなりません。
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