憎きコロナウィルスめ!
新型コロナウィルス感染症の流行が見られて1年半近く経過しましたが、未だに各地で感染者の増加やクラスターの発生が認められ予断を許さない状況でもあります。
各国の製薬企業さんの努力もあり、新型コロナウィルスに有効なワクチンの開発と、国内では医療従事者の接種が始まりました。接種の順番に関しては色々と思うことがあるでしょうが、自身の勤務施設はコロナウィルスの診療を行っておりましてつい先日2回目の接種が終わりました。
コロナウィルスワクチンの種類
コロナウィルスワクチンですが日本で接種予定なのは3社のワクチンが有力です
メーカー |
ファイザー |
アストラゼネカ |
モデルナ |
国 |
アメリカ |
イギリス |
アメリカ |
保管温度 |
-75℃±15℃ |
2~8℃ |
-20℃±5℃ |
|
mRNAワクチン |
|
mRNAワクチン |
二回目の接種 |
21日 |
|
28日 |
予防効果 |
95% |
94.1% |
62.1% |
国立病院などの拠点病院の医療従事者が先行接種したのはファイザー社製のワクチンです
コロナウィルスワクチンの接種費用
コロナウィルスワクチンの接種費用は全額公費ですので基本的には無料です
コロナウィルスワクチンの接種時の禁忌事項
下記に該当する方は受けることが出来ないようです
接種を受けることができない人
・発熱(37.5度以上)している人
・重い急性疾患にかかっている人
・ワクチンの成分(ポリエチレングリコールなど)に対し、
アナフィラキシーなど重度の過敏症の既往歴のある人
接種を受けるにあたって注意が必要な人
・過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者に先天性免疫不全症の人がいる人
・心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患がある人
・過去に予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状がでた人
・過去にけいれんを起こしたことがある人
・ワクチンの成分に対して、アレルギーが起こる恐れがある人
・ラテックス過敏症のある人(バイアルのゴム栓に乾燥天然ゴム(ラテックス)が含まれている製剤を使用する場合があります。)
コロナウィルスワクチンの接種時の副作用
厚労働省 資料2 新型コロナワクチンの投与開始初期の重点的調査(コホート調査)-健康観察日誌集計の中間報告(3)より引用しておりますが、一回目より2回目の接種時後に副作用が認められる事例が多いようです
※ 認められた副作用に頻度
|
1回目 |
2回目 |
発熱 |
3.3% |
38.0% |
接種部位反応 |
92.9% |
92.0% |
発赤 |
14.0% |
16.3% |
疼痛 |
92.3% |
90.8% |
腫脹 |
12.6% |
14.2% |
硬結 |
10.7% |
10.3% |
熱感 |
12.9% |
18.9% |
かゆみ |
8.0% |
12.0% |
全身症状 |
35.8% |
76.1% |
倦怠感 |
23.2% |
69.4% |
頭痛 |
21.2% |
53.6% |
鼻水 |
10.3% |
14.5% |
アナフィラキシー発生頻度は女性に多く、その理由はテレビで拝見されたかもしれませんが
ワクチン中に含まれるポリエチレングリコール(PEG)がファイザー製ワクチンに含まれ、それが原因ではないかと言われております
またコロナウィルスワクチン接種後にナフィラキシーや血管迷走神経反射を起こす可能性があり接種後30分は会場から離れないようにする必要があります
コロナウィルスワクチン打った感想
自分もつい先日コロナウィルスワクチンの接種を終えましたのでその経験談となります。接種部位としては筋注となりますので腕かお尻か選べましたが、デスクワークに影響が出てはいけないと思い腕に注射しました。アナフィラキシーは認められませんでしたが、翌日穿刺部位が痛かったです。問題は2回目の注射でした。ワクチンを打った翌日の倦怠感がとにかくすごかったです。勤務施設内でも2回目の接種で倦怠感が出る同僚が多かったです。しかも運悪く倦怠感が出た日に夜勤でしたので支給された薬を服用しながらの勤務となりとにかく大変でした。とにかく2回目の接種は倦怠感が出ますので重大な用事や仕事と重ならないよう二回目の接種日を考えて接種することを強くお勧めします。
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