保険診療とは

医師は診療で患者個々の症候に応じて検査技師・検査センターなどに対して適切と考えられる臨床検査のオーダーを行い,
診療行為に対し保険診療で対価の大部分が支払われております.
基本的に、病気やケガなどの治療や検査に対し保険は適用になります.
病気やケガに該当しない入院や手術、検査には適用されません.

臨床検査に関する点数を下記にしまします
 第 3 部検査―通則
  第 1 節 検体検査料
   第 1 款 検体検査実施料
    尿・糞便等検査
    血液学的検査
    生化学的検査(Ⅰ):血液生化学
    生化学的検査(Ⅱ):内分泌,腫瘍マーカー他
    免疫学的検査
    微生物学的検査
    基本的検体検査実施料
  第 2 款 検体検査判断料
  第 2 節 削除
  第 3 節 生体検査料
    呼吸循環機能検査等
    超音波検査等
    監視装置による諸検査
    脳波検査等
    神経・筋検査
    耳鼻咽喉科学的検査
    眼科学的検査
    皮膚科学的検査
    臨床心理・神経心理検査
    負荷試験等
    ラジオアイソトープを用いた諸検査
    内視鏡検査
  第 4 節 診断穿刺・検体採取料

ぱっと見多岐にわたっておりますが,臨床検査全体にかかる費用は総医療費の 13% に未満です.
これに管理加算やDPCなどの包括が入ってきます.

保険が適用されない場合

基本的に、病気やケガなどの治療には、健康保険が使えると記載しましたが健康保険が適用されない場合があります.
・自由診療
・差額ベッド代
・入院時の食事代
・入院時の諸費用(パジャマ、洗面用具など)
・高度先進医療
・自由診

保険診療とは、国民健康保険法や健康保険法などにより定められている診療をいいます.

それぞれの病気に対して治療内容が決まっており、診療報酬点数が定められています.
つまり、日本のどこの医療機関に行っても同じ金額で同じ治療を受けることができるのです.

自由診療と保険診療の違い

健康保険による医療費負担が可能な場合を保険適用 (ほけんてきよう)といい、一方 保険診療として認可されていない場合は「保険適用外」と呼ばれ、自費診療となります.
自由診療では公的な医療保険が適用されない医療技術や薬剤による治療のことで保険が使えないため、全額自己負担(10割負担)になります.

保険適用外の治療には、以下のものがあげられます.
・病気とみなされないもの
・保険診療以外のもの
・労災保険の適用となるもの
・犯罪行為や自傷行為、故意によるもの


健康保険が適用されないのは、差額ベッド代、予約診療・紹介状なしでの200床以上の病院への初診・再診料等です.
健康保険が使えない場合は、かかった費用を全額自己負担しなければなりません.
二重瞼等の美容を目的とする整形手術、脂肪吸引したいといった美容整形手術には基本的に健康保険は適用されません。.
また、歯並びの矯正、近視の手術も適用されませんが、労務に支障をきたす場合。生まれつきの斜視・みつくち、ケガによる処置のための整形手術等.
人工妊娠・中絶手術は母体を保護する必要がある場合には適用されますが経済的理由による場合は保険適用外となります.
健康診断・人間ドックは一般的には健康保険が適用されません。しかし検査結果が再検査や精密検査が必要になった場合には検査費用に健康保険が適用されます.
インフルエンザなどの予防注射は基本的に自己負担になりますが、ハシカ・百日ゼキ・破傷風・狂犬病の場合に限り、感染の危険がある場合には健康保険が適用されます.
業務上、通勤途上のケガ・病気は労災保険の適用を受けることになり、健康保険による診療は受けられません.

混合診療に関して

混合診療 (保険診療と保険外診療の併用)保険診療と保険外診療の併用は原則として禁止しており、全体について自由診療として整理されています.
混合診療を無制限に導入した場合、、患者の負担が不当に拡大するおそれ、科学的根拠のない特殊な医療の実施を助長するおそれが懸念されております.
このため保険診療と自由診療の併用は原則禁止となっております.
保険制度が利用できない為、保険診療部分も含めて全て自費診療扱い(全額患者負担)となります.

検査が保険適用外となる事例

・専門医の間で有効性が認められているが一般化していない診療法
・保険で認められた回数(用量)等を越えて行う場合
・科学的に有効性・安全性が立証されている予防医学的な治療


大手受託検査企業で実施されている検査項目の30-60%は保険適用外であるとされ遺伝子検査や免疫学的検査に保険適用外項目が多いです.

保険適用外検査が出された場合の検査室の対応

保険適用外検査が出された場合基本的に混合診療は禁止となりますので、保険適用外申請書を提出してもらっております.
院内で審査を得ることが出来たものは病院負担となりますし、場合によっては診療科の研究費から支払う事もあります.

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