精確さ正確さ
精確さは個々の測定結果と採択された参照値との一致の程度をいう。測定結果の正確さと精密さを含めた測定値と真の値との一致の度合いを言い精度とも呼ばれる。
一方で精確さはかたよりの小ささの程度。真値とも言う。
材料:本試験には認証された実試料物質を用いる
この実試料物質ですが
病院で受ける血液検査データの検査値は何から由来されているのか??
考えると難しい話になりますが
ここでトレーサビリテイ―という言葉があります
訳すると「追跡可能性」となります。
計測機器の精度や整合性を示す用語として使われてきたのですが、近年食品偽装などから野菜や肉などの生産・流通履歴も意味するようになっております。
計測機器では
「不確かさがすべて表記された、切れ目のない比較の連鎖を通じて、国家標準品又は国際標準である決められた標準に関連づけられ得る測定結果又は標準の物質」と定義され、食品ではどこで生産されたか、どのような流通経路を通ったか、どのような加工がされたかといったことを証明する
「追跡可能性」ということになります
検査におけるトレーサビリテイー
SI 単位の定義↓
一次基準操作法
↓
一次公正物質
↓
二次基準操作法
↓
二次基準物質
↓
製造業者自社推奨測定操作法
↓
製造業者実用校正物質
↓
製造業社内標準測定操作法
↓
製造業者製品校正物質
↓
最終使用者日常測定操作法
↓
日常試料
↓
測定結果
臨床検査におけるトレーサビリティですが、国家的な権威によって認められた最上位の標準物物質をもとにその表示値を製造業者の校正物質に伝達し、最終的には臨床検査室で使用される日常検査法に伝達されます。
最終使用者による測定結果は玉稿的には本来定められた表示値に戻ることが可能となっています。
ただ単に採血管を機械にかけているのではなく、このような概念に基づいて検査データを求めており臨床検査技師は繊細な仕事です
↓
一次公正物質
↓
二次基準操作法
↓
二次基準物質
↓
製造業者自社推奨測定操作法
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製造業者実用校正物質
↓
製造業社内標準測定操作法
↓
製造業者製品校正物質
↓
最終使用者日常測定操作法
↓
日常試料
↓
測定結果
臨床検査におけるトレーサビリティですが、国家的な権威によって認められた最上位の標準物物質をもとにその表示値を製造業者の校正物質に伝達し、最終的には臨床検査室で使用される日常検査法に伝達されます。
最終使用者による測定結果は玉稿的には本来定められた表示値に戻ることが可能となっています。
ただ単に採血管を機械にかけているのではなく、このような概念に基づいて検査データを求めており臨床検査技師は繊細な仕事です
血清標準物質は一般社団法人検査医学標準物質機構(ReCCS http://www.reccs.or.jp/order/)より入手可能です
・Na、K、CL:イオン電極用一次標準血清(IP3-6)
イオン電極用常用標準血清(IC3-20)
・Na、K、CL、CLU:イオン電極用常用標準血清(IF3-21)(IFM-20)
・Na、K、CL、Ca、Mg、Fe:イオン化電極用電解質標準血清(CAHM-10)
・CHO,TG,HDL:脂質測定用標準血清(CHT)
・GA;グリコアルブミン測定用常用参照標準物質(JCCRM
611)
その他に透析液測定用常用参照標準物質JCCRM 300 (DIA-300)、血液ガス常用参照標準物質(BG3-6)、NIST標準物質、NIBSC(WHO国際生物学的標準品)、IRMM標準物質などが入手可能である。
材料の調整;添付文書の指示に従い調整を行う
測定方法:日常検査法で測定条件は試薬メーカー・装置メーカーの標準操作法に従う
測定:測定評価の対象となる測定法で最低でも5重測定を行う
解釈
①精確さを許容限界と比較する
②許容されなかった場合は校正(キャリブレーション)を実施する
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