国際細胞検査士資格を取る方法

2017年7月26日水曜日

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国際細胞検査士とは

国際細胞検査士は細胞検査士として海外で仕事をする際に必要となってくる仕事です。

認定試験:国際細胞検査士の試験は2年に1度、奇数年の7月に実施されます。日本の細胞検査士(CT JSC) 資格を有する方が対象となります。国際細胞検査士認定試験に合格することで晴れて資格を得ることができます。

国際細胞検査士の受験資格

(1)細胞検査士資格(CT JSC)を保持していること。
(2)細胞検査士業務に三年以上従事していること

国際細胞検査士試験の出願方法

細胞学会ホームページ(http://jscc.or.jp/)に国際細胞検査士認定試験募集のお知らせが出ます。そこから願書・推薦状2種をダウンロードし、全て記入します。受験料を振り込んだ後に、願書・推薦状と受験料受領証のコピーを細胞学会事務局へ郵送します
※ 出展 細胞学会ホームページ(http://jscc.or.jp/)

国際細胞検査士試験の合格率

国際細胞検査士の合格率は高いとされており日本の細胞検査士免許を持っている方はまず資格試験に落ちません。これは日本国内の細胞検査士認定試験の合格率が20%と低いことが原因です。つまり国際より国内の試験が難しいためです。
試験情報と過去問と試験対策(勉強法)に関して

試験対策のコツ

過去の試験情報はこれといったものはありません。僕が受けたときの情報、かなり前になりますが試験内容は
・筆記試験
・フォトテスト
・鏡検
この三つでした。
筆記試験対策に関しては特にすることはありません。僕のように国内試験合格してかなりの期間を経ている場合は一度国内試験の一次試験の過去問を見直せばいいと思います。鏡検試験は標本の退色が進んでおり赤みが強く見にくかったです。

この記事を読まれたかたはよく上司から「事前の講習会を受ければ受かる」と言われたと思いますがその通りです。国際試験の前日に講習会があります。費用は2000円ほどで事前に案内があります。必ず試験対策の講習会を受講してください!!自信が受講したときの記憶だと確かアメリカの学会だったか、国際細胞学会だったかは忘れましたが、何らかの団体がが過去問を出しているらしいです。

→ リンク:細胞検査士認定試験におすすめの本に関して

試験を受ける際の注意事項として日本と海外の細胞検査でではクライテリアや細胞所見への解釈が異なる所があります。胸水の球状集塊は乳癌、腹水だと卵巣癌を選択肢から選ばないといけません。また感染症が国によって事情が異なります。ブラストマイセスわコクシオイデスやヒストプラズマといった国内では遭遇しない高病原性真菌のフォトテストで出ておりました。
この辺は細胞診のアトラスなどにはありません。いちど細菌室で真菌検査の写真や本をみて形態を勉強しておいた方が良いです。フォトテストは会場前面のスクリーンに写真が投影されます。結構焦ります。

試験を頑張ってください

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