二級臨床検査士(病理学)試験概要【2026年最新】合格率・受験資格・合格ロードマップまとめ

病理検査室で日々標本作製に携わる臨床検査技師の皆さんへ。
二級臨床検査士(病理学)の最新概要をまとめました。
さらに認定病理検査技師との違いや、合格への現実的なロードマップを網羅しています。

二級臨床検査士(病理学)とは?資格の意味と魅力

  • 主催:日本臨床検査同学院(日本臨床検査医学会関連)
  • 目的:臨床検査技師として病理学的検査(組織標本作製・HE染色・鏡検など)の専門性を証明
  • 位置づけ:臨床検査技師の上位認定資格。一級臨床検査士へのステップにも必須科目
  • 特徴:実技重視。一度取得すれば更新不要(生涯有効)な点が最大の魅力です。

受験資格(2026年基準)

  • 臨床検査技師国家資格を保有・登録済みであること
  • 願書提出時に所属長の職歴証明書を提出できること
  • 注意:前年度に無断欠席をした場合、本年度の受験は認められません。

試験内容:筆記+実技(病理学の鬼門)

筆記試験

多肢選択式。組織学・解剖学の基礎知識から、特殊染色理論、病理診断の基礎まで幅広く出題されます。

実技試験

  • 包埋:5ブロック前後。臓器に応じた正しい向き、気泡混入の防止が求められます。
  • 薄切:滑走式ミクロトームを用いた連続切片(4μm目安)。しわやムラは厳禁です。
  • HE染色:手染めによる分別工程。核と細胞質の鮮明なコントラストが評価対象です。
  • 判別・鏡検:固定臓器の肉眼鑑別、およびスライドによる臓器・所見の鑑別。

合格率推移(病理学分野)

実施回(年次) 東日本合格率 西日本合格率 全体目安
2025年(第111回) 69.7% 76.1% 約72%
2024年(第110回) 53.2% 55.4% 約54%
過去累計平均 - - 63.9%

二級臨床検査士(病理学) vs 認定病理検査技師

項目 二級臨床検査士(病理学) 認定病理検査技師
目的 標本作製技術の証明が中心 標本技術に加え、解剖介助や管理運営能力を評価
更新 更新不要(生涯有効) 5年ごとの更新制度(ポイント制)
受験料目安 27,500円(税込) 20,000円(税込)

合格へのロードマップ

📝 合格までの現実的なスケジュール
  • 試験1年前〜:日常業務での薄切・染色を「試験基準」で行う習慣をつける。
  • 試験6ヶ月前〜:筆記試験対策を開始。過去問を3〜5年分は回す。
  • 試験3ヶ月前〜:実技のタイムトライアル。制限時間内での精度維持を練習する。

病理学は実技の「不可」が即不合格に繋がります。毎日の業務そのものが最大の試験対策です。

(最終更新:2026年2月)

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