細胞診おすすめ本

2017年9月23日土曜日

細胞検査士試験情報 書籍 病理・細胞診

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9月は細胞検査士認定試験の出願の季節になります。
現在自身も資格取得対策の勉強会で細胞検査士を目指される方に対してレクチャーすることがありますのでいい加減なことは教えられません。
指導するということはその分勉強しないといけない訳で最近こっそりと勉強しています。一次試験や働いていて個人的に細胞検査認定試験で役に立った思う書籍を紹介させていただきます


 1.  細胞検査士認定試験で役に立った本

細胞検査士認定試験一次試験は筆記試験とフォトテストになります。
筆記試験では卵巣癌・子宮体癌・子宮頸癌の臨床進行期は確実に出ます。
あと免染とかその辺が出たような気がします。
  一次試験に出たような気がするところ( あいまいな記憶でごめんなさい)
婦人科
臨床進行期
類内膜癌充実部の割合
CIN分類・ベセスダ・日母分類比較
HPVの型と癌の組織型
免染の組み合わせ
GIST
中皮腫
腺癌
ERPGR/Her2の陽性部位
脳腫瘍の部位
GISTの予後因子


自分が受験した時とは違う点があり子宮頸癌や子宮体癌の規約が変わった箇所あるのでこの辺がどのように出るかが気になるところです。筆記試験に関しては病理業務に従事している方はきちんと仕事をしていれば合格します。日本臨床細胞学会誌に筆記試験の過去問が記載されていますので5年分ほどやっておけば大丈夫と思います。この辺も一度解いてみますのでそのうち記事にさせていただきます。

細胞診のすすめ方(西 国広)は学校でも使用するバイブル的な一冊ですね。

細胞診を学ぶ人のために(坂 穆彦)一次試験や二次試験で使用しましたが個人的印象として上記2冊は併用したほうが良いです。

細胞診セルフアセスメント 穆彦)は一次試験と二次試験を受ける際には欠かせません。一次試験の筆記対策だけでなくフォトテストの問題と解説が充実していて画質も良いです。またフォトテストの勉強は2次試験の同定対策でも効果的です。
細胞検査士細胞像試験問題集を日本臨床細胞学会が出しているのですね。今は色々と教材が揃っているのが羨まし感じましたが細胞学会が出している以上購入したほうが良いのでしょうね。

2.  細胞検査士資格取得後に大変役に立った本

試験を通ったから勉強する必要がないというわけではありません。試験に合格し実際に細胞診業務で標本をみると鑑別に悩むことが多々あります。僕が知らないということもあったのかもしれませんが細胞検査士認定試験の1次試験と2次試験だけでなくルーチンで十分に使える本は日本臨床細胞学会が編集し金原出版(http://www.kanehara-shuppan.co.jp/search/result.html?keyword=%BA%D9%CB%A6%BF%C7)から販売されている「細胞診ガイドライン」シリーズにつきます。


by カエレバ
細胞診ガイドラインは1から5まであります。細胞診ガイドライン1は婦人科・泌尿器、細胞診ガイドライン2は乳腺・皮膚・軟部骨、細胞診ガイドライン3は甲状腺・内分泌・神経系、細胞診ガイドライン4は呼吸器・胸腺・体腔液・リンパ節、細胞診ガイドライン5は消化器領域に関して書かれています。


このシリーズは値段が安いだけでなく内容も分かりやすく大変良いです。自分も愛用していて試験対策からルーチンのお供から学術的な時まで細胞診業務には欠かすことのできない一冊だと思います。

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